「返済しても返済しても借金が減らない…」
「もういいかげん借金問題を解決したい…」
そんな風に考えている一方、次のような希望がある方も多いのではないでしょうか。
「自己破産はちょっと…」
「破産者マップが怖い…」(参考:【2025年】新破産者マップとは?自己破産者の情報が会社にバレるかも解説)
「自己破産や個人再生は手続きが大掛かりでめんどくさそう」
「保証人がいるので迷惑をかけたくない」
このような方の大部分が考えているのが「任意整理」です。
本記事では、任意整理をするのにおすすめの弁護士・司法書士を、費用の安さや女性でも安心のところ、東京・横浜・埼玉・千葉・福岡・仙台・札幌などの地方別にご紹介しつつ、任意整理をおすすめする人について解説します。
参考:債務整理におすすめの弁護士・司法書士のランキングはこちら
過払い金請求の相談はどこがいい?口コミ・評判からおすすめ弁護士・司法書士ランキングを紹介!
まずはこの弁護士・司法書士に相談!任意整理におすすめ弁護士・司法書士ランキングTOP5
任意整理をするのであれば、この弁護士・司法書士には必ず意見を聞いておくべき5つの事務所についてご紹介します。
債務整理・任意整理の相談はいくつもの事務所としてもかまいません。実績のあるこの5つの事務所の意見は必ず聞いておくことをおすすめします。
事務所名 | 解説 |
---|---|
はたの法務事務所 | 債務整理に特化した司法書士法人!圧倒的な実績で任意整理を成功に導く事務所 |
弁護士法人みやび | 実績多数の債務整理に強い弁護士法人 |
ベリーベスト法律事務所 | 全国に支店のある事務所!債務整理専門チームがあり実績豊富 |
司法書士法人中央事務所 | テレビやラジオでおなじみの司法書士事務所!7時~24時まで電話相談可能 |
弁護士法人響 | 全国9拠点を構える弁護士法人!メディア実績が豊富 |
はたの法務事務所

引用元:はたの法務事務所
- 相談件数20万件以上の圧倒的な実績
- 相談料が完全無料
- 全国出張相談が無料
- 費用の分割払いが可能
- 女性専用の無料ダイヤルあり
はたの法務事務所は、司法書士歴27年以上のベテラン司法書士が所属している司法書士事務所です。
事務所は東京と大阪にあり、全国出張の相談も無料で対応してくれます。
相談は何度でも無料で、納得がいくまで相談ができます。
さらに、女性専用の無料相談ダイヤルもあり、男性の司法書士・事務員には話しづらいような場合には、女性に担当してもらうことができます。
種類によっては費用相場が数十万円になることもある債務整理ですが、はたの法務事務所では費用の分割払いが可能なので、支払いについて不安がある方には特におすすめの事務所と言えます。
参考:はたの法務事務所の口コミ評判は?詐欺や最悪の噂は本当か?依頼する場合の費用など調査
弁護士法人みやび
画像引用元:弁護士法人みやびホームページ
弁護士法人みやびは、東京にある借金問題に強みを持つ弁護士法人で、平成21年に開所して依頼、15年間で4,000件以上の案件を手掛けた経験があります。
代表弁護士の佐藤秀樹弁護士は慶應義塾大学法科大学院で実務家としてゼミの講師を、慶應義塾大学法学研究所でも講師を務めるなど教育分野でも活躍。
受付時間が10:00~20:00までと広く休日も対応可能です。
特に任意整理については、費用が捻出できない・債務が少額で費用倒れにならないように、着手金が0円~となっているなど、費用面での配慮をしているので、任意整理をする場合に相談したい事務所です。
ベリーベスト法律事務所

引用元:ベリーベスト法律事務所
- 「債務整理専門チーム」のサポートある
- 弁護士とパラリーガル(法律事務員)が親身にフォロー
- 無料の借金減額診断・法律相談がある
- 債務整理の相談件数、累計36万件以上※集計2011年2月〜2022年12月末
ベリーベスト法律事務所は、債務整理に強い法律事務所です。
ベリーベスト法律事務所にはいくつかチームを設けており、債務整理について債務整理専門チームが存在します。
弁護士とパラリーガルがチームを組んで債務整理について対応しており、強力なサポートを期待できます。
その成果として、債務整理の相談件数は累計36万件以上(※集計期間:2011年2月~2022年12月末)と圧倒的。
全国に支店があるので直接相談もしやすいというメリットがあります。
ベリーベスト法律事務所全国に支店のある事務所!債務整理専門チームがあり実績豊富
司法書士法人中央事務所

引用元:司法書士法人 中央事務所
- 相談や着手金が無料
- 無料電話相談が7時~24時で対応可能
- 24時間の無料メール相談が可能
- 無料のスピード診断あり
- 東京の他3支店があり実績も豊富
テレビやラジオでおなじみの司法書士法人 中央事務所は任意整理におすすめの事務所の一つです。
無料電話相談が7時~24時ですることができ、無料メール相談も24時間受け付けているため、任意整理の相談がしたいときにすぐ相談できる体制が整っています。
また、数問の簡単な入力後5分で診断してくれる無料のスピード診断や、過払い金の計算ができる無料ツールも用意されているので、気軽に相談できます。
弁護士法人響

引用元:弁護士法人・響
- 債務整理の相談は何度でも無料
- 依頼者専属の弁護士とスタッフがつく
- グループ内の専門家が協力してくれる
- 全国8か所に事務所があり実績も豊富
- テレビや新聞などメディア出演が豊富
弁護士法人・響は任意整理をするのにおすすめの事務所の一つです。
契約をすると、依頼者専属の弁護士だけでなくパラリーガルと呼ばれるスタッフもつくため、質の高いサービスを求める方に特におすすめです。
メディア出演も豊富で、ニュース番組での弁護士の見解などで所属弁護士が登場したり、弁護士会主催のイベントに講師として登壇したりしていることから、信頼の高い事務所としておなじみです。
女性専門相談窓口がある事務所
次の事務所には女性専門相談窓口があります。
また、次の事務所には女性の弁護士が在籍しています。
女性の事務員・弁護士・司法書士に任意整理の相談をしたい旨を伝えてみましょう。
任意整理にかかる費用が安い事務所
任意整理にかかる費用が安い事務所として次の事務所が挙げられます。
事務所名 | 任意整理の費用 |
はたの法務事務所 | 基本報酬22,000円
減額報酬11% |
弁護士法人みやび | 着手金0円~
解決報酬金:22,000円 減額報酬金:11% |
東京ロータス法律事務所 | 着手金22,000円
解決報酬金:22,000円 減額報酬11% |
弁護士・司法書士費用が安い場合、弁護士・司法書士に十分な実績がないこともあります。この3件は実績もあり安いので、依頼費用を節約したいのであればこちらの事務所に依頼を検討してみてください。
東京で任意整理するならおすすめの事務所
東京にお住まいの方が任意整理をする場合におすすめの事務所はこちらです。
冒頭にあげた5つの事務所はいずれも東京に拠点があり、弁護士法人響とベリーベスト法律事務所はいずれも立川に、ベリーベスト法律事務所は六本木・銀座・新宿・錦糸町・池袋・北千住・八王子・立川・町田と多数のオフィスがあるので近くのオフィスを選べます。
神奈川(横浜)任意整理するならおすすめの事務所
神奈川(横浜)で任意整理をするならおすすめの以上の4つです。
ベリーベスト法律事務所は横浜・川崎・横須賀・湘南藤沢・小田原に、アディーレ法律事務所は横浜・川崎・横須賀にも事務所があります。
またはたの法務事務所は出張相談も可能なので、横浜や川崎といった弁護士が多い地域に出づらい方や、女性専用窓口に相談したい人は利用しやすいでしょう。
あおば横浜法律事務所は女性の弁護士による対応を受けられる点でおすすめです。
埼玉で任意整理するならおすすめの事務所
埼玉で任意整理をするならおすすめなのが上記の4つです。
大きな事務所ではベリーベスト法律事務所が大宮・浦和・川越・所沢・越谷に、アディーレ法律事務所が大宮・川越に支店があります。
また、はたの法務事務所は出張相談も可能なので、横浜や川崎といった弁護士が多い地域に出づらい方や、女性専用窓口に相談したい人は利用しやすいのは同様です。
ベリーベスト法律事務所・アディーレ法律事務所の支店のないエリアである春日部には、やまぐち法律事務所が債務整理に対応しています。
千葉で任意整理するならおすすめの事務所
千葉で任意整理するならおすすめの事務所は次の事務所です。
千葉で任意整理をするのであれば、千葉・海浜幕張・船橋・木更津・成田・柏にオフィスがあるベリーベスト法律事務所・千葉・船橋・柏にオフィスがあるアディーレ法律事務所のほか、出張相談に応じているはたの法務事務所にも相談してみましょう。
また、船橋・柏・木更津に拠点がある千葉の債務整理に強い事務所として、さくら北法律事務所が挙げられます。
はたの法務事務所は出張相談が可能なので併せて相談することをおすすめします。
大阪で任意整理するならおすすめの事務所
大阪で任意整理するならおすすめの事務所は次の4つです。
はたの法務事務所は大阪に拠点も拠点があります。
天王寺・大阪・堺・岸和田・豊中千里中央・東大阪布施の6拠点にオフィスがあるベリーベストや、全国展開している中で大阪にも拠点がある弁護士法人響、大阪に本部があるアファンス法務事務所などがおすすめです。
名古屋で任意整理するならおすすめの事務所
名古屋で任意整理するならおすすめの事務所は次の4つです。
実績豊富なベリーベスト法律事務所・アディーレはいずれも名古屋に支店があるほか、出張相談をしてくれるはたの法務事務所にも債務整理の見通しを併せて相談してみることをおすすめします。
福岡で任意整理するならおすすめの事務所
福岡で任意整理するならおすすめの事務所は次の通りです。
福岡市に拠点があるベリーベスト法律事務所・弁護士法人響のほか、福岡が本店であるデイライト法律事務所といった事務所が債務整理を得意にしています。
ベリーベスト法律事務所は北九州市や久留米市にも拠点があります。
出張相談で相談が可能なはたの法務事務所の意見も聞きながら依頼するのが良いでしょう。
札幌で任意整理するならおすすめの事務所
札幌にオフィスがあるベリーベスト法律事務所・札幌パシフィック法律事務所・弁護士法人響といった事務所のほか、札幌以外の方であれば、出張相談にも応じてくれるはたの法務事務所に相談することをおすすめします。
宮城(仙台)で任意整理するならおすすめの事務所
宮城(仙台)では、ベリーベスト法律事務所・アディーレ法律事務所が支店を設置しているほか、仙台駅前法律事務所という地域密着型法律事務所が任意整理・債務整理に取り組んでいます。
自己破産・個人再生は管轄の裁判所によって運用が違うことがあります。もし任意整理か自己破産・個人再生か迷うような場合には地域の弁護士にも相談してみるのが良いでしょう。任意整理については地域差はないので、全国的に実績の多い事務所のほうが強いかもしれません。
任意整理とは
任意整理とは、弁護士・司法書士に依頼をして、債権者と交渉をしてもらって、債務・借金の条件を緩和してもらう手続きです。
借金をすると、毎月決まったときに、利息を付して返済することが契約で求められ、返済が遅れると遅延損害金を支払わなくてはいけません。
任意整理は、債権者と話し合いをして借金の総額・毎月の返済条件について軽減してもらうもので、現在の金融実務では元金のみを分割返済として、将来利息や遅延損害金は原則つけないような形での返済に軽減するものとなっています
自己破産や個人再生はそれぞれ破産法・民事再生法に基づく手続きとして行われるのですが、任意整理は個々の債権者と交渉する手続きなので、都合が悪いと対象から外すことができます。
そのため、次のような場合には任意整理でその希望を叶えることができます。
- 住宅ローンで住宅を購入したがその住宅は手放したくない
- 不動産担保ローンでお金を借りて不動産を手放したくない
- 保証人がついている債務があり迷惑をかけたくない
- ショッピングローンで引き上げられたくないものがある
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ場合の基準としておすすめの方法は次の5つです。
相談が無料かどうか
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準として、相談が無料かどうかで選ぶのは一つの方法です。
弁護士・司法書士に相談する場合、多くのケースで30分5,000円~の相談料の支払いが必要です。
しかし、任意整理を含めた債務整理に関する相談を必要としているケースの多くが、借金返済がままならなくなっている状態なので、30分5,000円の相談料の支払いすら厳しいのが通常。
そこで、任意整理など債務整理に注力している弁護士・司法書士の多くは、相談料を無料としています。
そこで、任意整理などの相談料を無料としている弁護士・司法書士に相談・依頼することをおすすめします。
相談料が無料であるパターンに次のものがあります。
- 依頼した場合の相談料が無料
- 初回◯◯分相談無料
- 何度でも相談無料
後者の2パターンであれば安心して相談ができます。
実は「債務整理をやりたがらない弁護士・司法書士」は多く、断るのも体面が悪いので相談料を有料にして相談できないようにしていることもあるようです。
冒頭でご紹介したの5つの事務所は、何度でも相談無料です。そのため5つの事務所の任意整理についての見解を比較することができます。
- はたの法務事務所
- ベリーベスト法律事務所
- サンク総合法律事務所
- 司法書士法人中央事務所
- 弁護士法人響
債務整理を取り扱っていることがホームページでわかる
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準として、債務整理を取り扱っていることがホームページでわかることが挙げられます。
弁護士・司法書士ともに、取り扱う分野が広く、それぞれ得意とする分野が異なることがあります。
弁護士では、まず大きく分けると会社に関する法律問題を取り扱う企業法務と、個人の法律問題に関する法律問題を取り扱う個人法務に分かれます。
債務整理は、離婚・相続・交通事故(被害者側)などと同様に、個人法務です。
そのため、企業法務を得意としている弁護士ではなく、個人法務を得意としている弁護士に相談することになります。
なお、個人法務でも離婚や交通事故に特化していたり、債務整理だけ扱っていない・消極的であるというケースもよくあります。
そのため、債務整理を取り扱っていることがホームページでわかる事務所が望ましいです。
債務整理の実績がある
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準に、債務整理の実績があることが挙げられます。
債務整理の中でも特に任意整理は、債権者の協力が必要です。
数字の上では借金の総額と返済のための支払い額が釣り合っていても、交渉に応じない債権者がいる場合や、交渉に応じてくれないケースである場合があります。
また同じ系列の銀行と消費者金融から借入をしている場合や、信販会社が借入について保証をしている場合、債務整理をすることで銀行の債務に影響がある場合があります。
これらは知識だけではなく経験や実績がモノを言うことがあり、弁護士・司法書士や事務所の実績が欠かせません。
弁護士・司法書士の経歴が浅くても事務所自体に実績があればサポートしてくれる先輩弁護士・司法書士やパラリーガル・事務員とチームで対応してくれるので安心です。
債務整理の実績はホームページに記載されていることがあるので債務整理を取り扱っていることがホームページでわかるかどうかを確認する際に一緒に確認すると良いでしょう。
費用が明確である
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準に、費用が明確であることが挙げられます。
いわゆる過払い金バブルと呼ばれていた頃に、債務整理や過払い金請求に関する報酬請求について、弁護士や司法書士と依頼者がトラブルになることがよくありました。
その原因は、当初説明していた費用と実際に請求された費用が異なるというものです。
このようなトラブルを避けるためにも、費用が明確である事務所を選ぶようにしましょう。
ホームページを確認する際に
もっとも、特に自己破産・個人再生については、難しい内容となるかどうか、相談してみるまでわからないこともあります。
そのため、任意整理の案件のみが明確に示されており、自己破産・個人再生は案件によって決めるという事務所もあります。
この場合でも依頼をする前には費用を提示してくれるかどうかを確認しましょう。
悪質な懲戒請求を受けていない
任意整理の弁護士・司法書士を選ぶ際のおすすめの基準に、悪質な懲戒請求を受けていないことが挙げられます。
弁護士や司法書士が会則に違反したり、品位を失う非行を行った場合、所属している都道府県の弁護士会・司法書士会から懲戒処分を受けることがあります。
特に、依頼者の財産に手をつけたことがあったり、依頼を受けた案件を放置していたような、債務整理を依頼するにあたって悪質な懲戒処分を受けている事務所には依頼をしないほうが良いでしょう。
大規模な事務所の中には過去に懲戒処分を受けていることもあります。その後の業務態度や懲戒処分が続いているかなどを勘案して悪質かどうかを確認しましょう。
任意整理はどのような人におすすめか
任意誠意はどのような人におすすめでしょうか。
任意整理をするための要件
任意整理をするための要件は「相手と取り決めた条件の支払いがきちんとできること」に尽きます。
たとえば、貸金業者3社に対して毎月合計5万円の支払いをするという条件で任意整理をまとめたとしても、支払えるのが毎月3万円程度である場合、貸金業者への支払いができず任意整理ができません。
このような場合には任意整理ではなく、元金も免責してくれる自己破産や、大幅な減額を受けられる個人再生によって債務整理をすべき場合です。
そのため、任意整理の相手と取り決めた条件の支払いがきちんとできることが必要です。
任意整理、元金を36回~60回(3年~5年)の分割で支払っていくことになります。
そのため、少なくとも元金を60回分割して支払える額は必要です。
借金の元金が180万円であれば少なくとも毎月3万円の支払いが必要といえます。
もっともすべての債務を60回分割にしてもらうというのは難しいことが多く、36回分割で支払いができないのであれば自己破産や個人再生も検討するべきです。
任意整理がおすすめである人
返済ができることが前提で任意整理がおすすめである人は次の人です。
自己破産・個人再生の要件である支払不能の要件を満たさない
自己破産・個人再生の要件である支払不能の要件を満たさない場合には任意整理がおすすめです。
自己破産・個人再生は、本来義務である債務の返済を、経済生活の再生の機会の確保という観点から特別に免じるものです。
そのため、経済生活の再生の機会を確保すべき状況でしか利用できないことにしており、そのために支払不能(のおそれ)がそれぞれの手続の要件となっています。
つまり、返済しようと思えばできる状況にあるにもかかわらず、自己破産や個人再生はできないという意味であり、このような場合には借金を減額してもらうには任意整理しか方法がありません。
保証人に迷惑をかけたくない
保証人に迷惑をかけたくない場合には任意整理がおすすめです。
借金がいくつかある中で保証人がついている債務がある場合があります。
このときに自己破産や個人再生をすると、すべての債務について手続きを進行する必要があるので、保証人に請求されることになります。
このとき保証人には一括で請求されることになるので、保証人自身も債権者と交渉する必要があります。
たとえば、奨学金が残っている場合には親に迷惑をかけますし、親戚に商工ローンの保証人になってもらったようなケースでは親戚に迷惑をかけることになります。
任意整理であれば保証人がついている債務についてはそのまま支払っていき、他の債務のみ任意整理をして返済していくことで、保証人に請求されずに債務整理ができます。
その分毎月の支払いは増えるので返済できることが必要なので注意してくださいね
担保を提供している債務がある
担保を提供している債務がある場合も任意整理が向いています。
担保を提供している債務として次のようなものが挙げられます。
- 住宅ローン(住宅に担保権である抵当権がついている)
- 不動産担保ローン(不動産を担保にお金を借りており抵当権がついている)
- 自動車ローン(自動車の名義が債権者のままで譲渡担保という形式の担保であることがある)
- ショッピングローン(購入したものが債権者のもので譲渡担保がついていることがある)
これらの債務が債務整理の対象になると、担保となっているものが競売されたり、引き上げられて売却され、債務の返済に当てられます。
住宅ローン・不動産担保ローンの場合には、抵当権がついているので不動産が競売にかけられ、手続きが終わりると新しい所有者に引き渡す必要があります。
任意整理であれば担保を提供している債務がある場合、これを外して債務整理することが可能です。
そのため、担保がある債務がある場合には、任意整理が向いています。
任意整理がおすすめではない人
逆に、任意整理が向いていない人は次の通りです。
60回分割でも払えない
60回分割にしても払えない場合には任意整理はおすすめではありません。
無理をして任意整理をしても最後まで返済できずに再度の債務整理が必要となってしまいます。
「分割回数をもっとふやせば返済できる…」と考える方もいるのですが、60回を超える分割での支払いを提案しても貸金業者はこれを受け入れてくれません。返済期間が伸びるということは債権者としては債権管理の期間が伸びることなので、その手間まではかけられず、自己破産による処理を望むということになります。
早く借金問題から解放されたい
早く借金問題から解放されたい場合も任意整理はおすすめできません。
任意整理は3年から5年程度返済を続ける手続きであり、完済するまで手続きは終わりません。
自己破産手続きであれば手続きが終われば原則として債務は免責されるので、すぐに経済生活の再生が達成できます。
近く子どもが中学校にあがる、というときに5年返済を続けるとなると、大学に行かせるための準備もままならない…となってしまいます。
債権者の協力を見込めないケースである
債権者の協力を見込めないケースである場合も任意整理に向きません。
任意整理はあくまで債権者に協力してもらって行う手続きで、債権者が同意をしなければ行うことができません。
極稀に任意整理に非協力的な貸金業者がおり、そのような債権者がいる場合には分割での支払いを提案すると逆に裁判を起こして回収をはかることがあります。
また、借入をしてから1度も返済していない・数回しか返済してないようなケースでは、普段は協力的な貸金業者も厳しい対応に出ることがあります。
債権者の協力を見込めないケースである場合には、自己破産・個人再生をする可能性があります。
借金が貸金業者以外からのものしかない
借金が貸金業者以外からのものしかない場合も任意整理に向きません。
ここまで債権者との交渉については貸金業者を前提にお話してきました。
元金のみの分割払いに応じる慣習は、貸金業者は弁護士・司法書士との度重なる交渉で培ったものです。
借入先が個人・親族・会社などである場合には、このような慣習によっての交渉ができません。
ケースによっては分割払いに応じてもらえず自己破産するしかないこともありますので注意が必要です。
任意整理をする場合の流れ
では任意整理をする場合にはどのような流れで行われるのでしょうか。
債務整理の相談の連絡を入れる
債務整理の相談の連絡を入れます。
任意整理をはじめ債務整理についてはまず弁護士・司法書士に相談することから始めます。
そのため、弁護士・司法書士の事務所に相談した旨の予約をいれます。
予約は電話でもフォームを利用してもどちらでもかまいません。
ケースによっては電話をするとすぐに相談できたり、ちょっとしたことや一般論であればすぐに答えてくれることもあります。
債務整理の相談をする
債務整理の相談をします。
債務整理の相談は多くのケースで次のような流れで行われます。
- 事前に債務整理に必要な情報を整理する
- 弁護士・司法書士が適切な債務整理の方法についてアドバイスをする
情報の整理は弁護士・司法書士ではなく事務員・パラリーガルが行うことも多いです。
相談をスムーズにするためにも次のようなことを事前にまとめておきましょう。
- 債務についての事項
- 借入れ先
- 借入額
- 借入を始めた時期
- 毎月の返済額
- 担保・保証人の有無
- 債務者に関する事項
- 収入
- 支出
- 家族構成
- 財産
- 債務整理における希望
これらの情報から弁護士・司法書士が債務整理のどの手続きが良いのか、その手続における見通しなどを説明してくれます。
そのまま依頼しても良いですし、他の事務所に相談してもかまいません。
相談には本人であることを確認するために、身分証明書が必要なことがあります。
また、そのまま契約する場合に備えて印鑑も用意しておくと良いでしょう。
当サイトではこのページでご紹介した事務所全部に相談することをおすすめしています。弁護士・司法書士によっては見解が分かれることがある場合もあります。任せたい弁護士・司法書士に出会えるまで探してみても良いですよ
任意整理の依頼をする
任意整理の依頼をします。
依頼の際には契約書の取り交わしをするほか、債権者に返却するためにATMで使うカード・クレジットカードを渡します。
そのため、契約書に押印する印鑑と、カードを用意しておきましょう。
任意整理依頼後貸金業者との和解交渉の準備まで
任意整理を依頼した後から貸金業者との和解交渉の準備までの間、依頼者は分割の着手金を払うことが多いです。
一方で弁護士・司法書士は、任意整理の依頼を受けたことを通知する受任通知を債権者に送付します。
受任通知には取引履歴の開示をするように依頼する文言があるので、貸金業者はこれによって取引履歴を弁護士・司法書士に送付します。
取引履歴によって、過去に利息制限法を超える利息がで貸付をしていた部分があれば現在の元本に充当するための引き直し計算ということをおこないます。
この作業を通じて債務額を確定して貸金業者との交渉に備えます。
弁護士・司法書士の準備には少なくとも2ヶ月程度かかります。
債権者と交渉し和解契約を締結・返済を開始する
債権者と交渉し和解契約を締結・返済を開始します。
弁護士・司法書士が債権者と交渉し、支払いについて詰めます。
支払い条件について合意ができると和解契約書を作成し取り交わしを行います。
弁護士・司法書士から契約書が依頼者に送られてきて、毎月の返済が始まります。
ケースによっては弁護士・司法書士に一括で支払って、弁護士・司法書士がそれぞれの債権者に分配して支払う場合もあります(弁済代行)。
ここまで、順調にいけば3ヶ月~6ヶ月程度で終了します。
弁護士・司法書士への費用と債権者への返済が重ならないように、債権者との交渉は着手金の支払いが終わるまで行わないのが通常です。また事務所によっては交渉するために弁護士の口座で積立をおこなうこともあります。
個別に交渉するという特徴があるので、保証人や住宅ローンがある場合にも利用しやすいので希望する方は多いのですが、相手との交渉になるので事務所選びは重要です。