任意整理の費用相場|安い弁護士比較や払えない場合の対処法も

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任意整理の費用相場|安い弁護士比較や払えない場合の対処法も

借金の支払いが困難になった際の救済措置・債務整理の一つである任意整理

日本金融広報中央委員会の、2021年度に行われた「家計の金融行動に関する世論調査」では、単身世帯につき平均637万円、二人以上世帯につき平均1,393万円もの借金をしている結果となり、任意整理は今や身近なものになりました。

「聞いたことはある」「気になっている」という方は多くても、実際に任意整理をしようとなると、弁護士に依頼するという点で「無理」「難しそう」と感じてしまう方も多いようです。

さらに、「債務整理にかかる費用は高額なのでは?」「任意整理を依頼しても弁護士費用が払えないのではないか」費用面で不安になってしまう方も多いでしょう。

そこで今回は、債務整理・任意整理を考えているけれど費用が不安・債務整理や任意整理の費用を安く抑えたい!という方に向けて、任意整理の費用面について掘り下げていきたいと思います。

この記事の見どころ

  • 任意整理の費用相場や比較
  • 着手金無料など債務整理・任意整理の弁護士費用が安く設定されている法律事務所の比較

債務整理・任意整理の費用は安さだけが正義ではありません!
費用の使われ方・着手金無料の事務所選びなどで費用を安く抑える方法・万が一債務整理の費用が払えないという事態が発生した場合の対処法などなど、任意整理にかかる費用や相場をしっかり理解しましょう。

【債務整理や過払い金におすすめの相談先】

過払金・債務整理のおすすめ相談先

相談や報酬金額は司法書士法人の方が安いこと多いので、金額がわからない場合などは司法書士法人への相談がおすすめ!

その上で、140万円を超える場合は弁護士事務所へ相談しましょう。

司法書士法人なら「はたの法務事務所」が費用も安く抑えられ、口コミも良いのでおすすめです!

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この記事の目次

任意整理とは

任意整理とは

増えすぎてしまった借金を減らしたり、返済に猶予を持たせることで借金の悩みを解決する手続きのことを債務整理といいます。

債務整理には借金の状況等に合わせた複数の手段があり、任意整理はその中の一つです。

債務整理の種類

  • 過払い金請求
  • 任意整理
  • 個人再生(民事再生)
  • 自己破産

任意整理とは、債権者(お金を貸している側)と交渉して、借金の利息カットによる返済額の減少を目指す手続きです。

任意整理で借金の利息を見直した際に過払い金が発生していることが判明した場合は、過払い金請求することで支払いすぎていたお金を取り戻すことも可能となります。

ざっくり説明すると、任意整理は借金の利息を無くすことで月々の返済額を減らすための手続きです

他の債務整理とは違い、任意整理は裁判所を通さずに貸金業者と直接交渉を行うのが大きな特徴となっています。

任意整理のメリット

任意整理を行うメリットは以下の通りです。

任意整理のメリット

  1. 借金を減らせる可能性がある
  2. 借金の督促が一時的にストップする
  3. 過払い金が返還される可能性がある
  4. 債務整理の中では比較的手続きが簡単

任意整理の一番のメリットは借金が減らせることですが、任意整理の手続きを始めたことで債権者からの督促を止められるという点も大きなメリットだと言えるでしょう。

弁護士・司法書士に任意整理を依頼すれば、最短即日から督促がストップしますよ。

また、任意整理は私的交渉による手続きなので、柔軟に借金の減額について交渉することができます。

そして裁判所を通さない手続きのため、必要書類の準備や裁判所への出頭などで時間を取られることもありません。

任意整理のデメリット

気を付けたい任意整理のデメリットは以下の通りです。

任意整理のデメリット

  1. ブラックリストに登録される
  2. 必ず借金が減らせるわけではない
  3. 借金が大幅に減るわけではない
  4. 今後、同じ業者からは借入ができなくなる

任意整理のメリットでも説明した「私的交渉」はそのままデメリットにもなり、交渉次第では任意整理に失敗する可能性もあります。

そして任意整理はあくまで利息のカットが目的のため、成功しても借金の金額が劇的に減るわけではありません

さらに、任意整理した会社からは今後借入ができなくなるため、任意整理後の生活で借入の必要を感じている方は注意が必要です。

また、任意整理することによってブラックリストに掲載されるため、平均5年前後はローンを組んでの買い物はできないと思っておいた方がいいでしょう。

任意整理にはメリットだけでなくデメリットもたくさんあります
任意整理をお考えであれば、上で挙げたメリット・デメリットをよく理解して、任意整理の費用や弁護士費用を払えない、という事態が発生しないよう、自分の借金状況や生活に当てはめて考えましょう。
任意整理 デメリット」の記事で任意整理のデメリットを詳しく解説しているので、ぜひ確認してみてくださいね。

債務整理でおすすめはどの種類?

債務整理にはそれぞれ条件があり、自身の借金の状況や返済能力によって債務整理のおすすめは変わりますが、もし「借金総額がそう多くない」「クレジットカードを残したい」のであれば任意整理がおすすめです。

「債務整理はどれがいいの?」などのお悩みは誰もが抱くもので、Yahoo!知恵袋や2chや5chでもよく質疑応答が行われており、債務整理のおすすめなどを見ることができます。

以下、債務整理のおすすめについて、Yahoo!知恵袋や2ch・5chで見かけた質問・回答をご紹介しましょう。

質問

自分は現在3社から借入をしていて、大体80万ほどなんですが、債務整理や自己破産を考えています。
自己破産、債務整理、いろいろ聞きますが、そういったことをする方ってどれくらいの借金抱えてる人が多いのでしょうか
引用元:Yahoo!知恵袋

回答

自己破産も債務整理の中の1つです。

債務整理には、任意整理・自己破産・個人再生があり
任意整理は、代理人である弁護士が債権者と交渉して
債権者との間で和解すれば任意整理できます。
もし債権者が拒否したら任意整理できません。
計算し直して基本、3年以内に返済する形になります。
裁判所の許可は不要

自己破産は、弁護士にお願いし申立します。
裁判所から免責許可決定が出たら免責になります。
あと非免責債権と言って免責許可が出ても免責にならない債権があります。
租税や国民健康保険料、罰金、損害賠償金などが該当します。

個人再生は、こちらも申立し裁判所からの許可が必要。
任意整理の時より圧縮した額を基本、3年以内に返済します。

自己破産の申立は、年収より借金額の方が多いなど
任意整理や個人再生でも無理となればです。

80万円なら自己破産より任意整理の方がいいとは思います。
ただし病気などで働けない状況なら話は別ですが
引用元:Yahoo!知恵袋

質問

216名無しさん@お腹いっぱい。2021/04/01(木) 08:07:58.64ID:JvXBHEyKpUSO>>218>>220>>226
任意整理か自己破産を考えています。弁護士に相談するなんて初めてなんで怖いです。

やっぱり偉そうに上からガンガン言ってくるんでしょうか?

個人事務所(鈴木法律事務所の鈴木弁護士)みたいな所でも問題はないですか?
引用元:5ちゃんねる

回答

226名無しさん@お腹いっぱい。2021/04/01(木) 13:38:59.21ID:GnmKcqXm0
>>216
任意整理なら収入から見ていくらずつなら無理なく返していけるかとか聞かれる位
自己破産は何にいくら使ったかとかネチネチ言われるって聞く
めんどくさい事言われたくないなら任意整理がいいよ

引用元:5ちゃんねる

Yahoo!知恵袋、2chや5chともに、相談者さんの状況を踏まえて「任意整理がおすすめ」とアドバイスをされていますね。

「弁護士事務所に相談するのはまだ怖いけれど、自分の状況に合う債務整理を知りたい」「債務整理のおすすめや相場価格が知りたい」という方は、Yahoo!知恵袋や2ch・5chを見てみたり、実際におすすめの債務整理について質問してみるのも良いのではないでしょうか。

クレジットカードに関しては、任意整理した会社のカードは使えなくなりますが、任意整理以前から使用していた会社のカードであれば継続して使用できる可能性があります。
この辺りの詳しい説明や各債務整理の特徴なども、「債務整理 デメリット」の記事の中で詳しく解説しているので、ぜひご確認くださいね!

まずはご自身の借金をチェック!

任意整理の費用相場

任意整理の費用相場は、1社あたり5万円〜15万円です。

これは任意整理を弁護士・司法書士に依頼した際の費用相場で、自分自身で任意整理を行う場合であれば、配達記録郵便の料金(160円)・基本郵送代(82円)などの雑費がメインとなるため、相場費用より安価に抑えることが可能です。

どれだけ費用が相場より安く抑えられても、個人での任意整理はとても大変なのであまりおすすめはできません。理由は後ほどご説明します。

任意整理をお考えの場合、費用は30万円ほど用意できれば安心して手続きできるケースが多いですが、複数の会社から借入がある場合は30万円以上の費用が必要になる可能性が高いでしょう。

弁護士に任意整理を依頼した場合の費用

任意整理は報酬額が自由化されているため金額は事務所によって多少違いがありますが、任意整理を弁護士に依頼した場合の費用相場1社あたり5万円〜15万円です。

弁護士に任意整理を依頼する場合の費用は借金額全体ではなく任意整理する会社1社ごとに計算します。

任意整理の費用相場

  • 着手金:2万円~5万円(1社)
  • 報酬金:2万円~5万円(1社)
  • 減額報酬:減額した分の10%〜20%

着手金が無料の事務所もあるため、依頼する弁護士事務所を比較検討する際には着手金の有無にも注目してみてください。

任意整理する会社が少ない場合は30万円ほど費用を用意しておけば十分任意整理手続きがですが、多重債務を抱えている場合は、費用が30万円では済まない可能性もあります。
依頼したものの弁護士費用が高くて払えない、となってしまっては大変です。
任意整理する会社の数と着手金の有無、任意整理の相場などはよく確認しておきましょう。

任意整理で減額分よりも弁護士費用の方が高くなることは?

せっかく任意整理して借金を減額しても、弁護士費用の方が高くなってしまうのではと心配される方も多いようです。

しかし、任意整理を含む債務整理を行なったことで減額された借金よりも弁護士費用の方が高くなることはほぼあり得ません

その理由は弁護士費用にあり、任意整理は相談料や着手金が無料〜安価に設定されている場合が多く、さらに任意整理の弁護士費用は3〜5万円(1社)+減額した借金の10%に収まるためです。

借金額:200万円・金利:18%・利息:60万円の借金を任意整理した場合を例にあげて見てみましょう。

借金200万円を任意整理した場合の弁護士費用

  • 相談料:0円
  • 着手金+報酬金=5万円
  • 減額報酬:60万円(減らした利息)×20%=12万円

合計:17万円

60万円の利息カットに成功したため、弁護士費用を引いても実質43万円も減額できたということになり、任意整理にかかった弁護士費用の方が安いという結果になりました。

しかしここで注意してもらいたいのが、借金の金額によっては任意整理で減額分よりも弁護士費用の方が高くなる可能性があるということです。

減額分よりも弁護士費用の方が高くなるケース

    借金額:10万円・金利:18%・利息:4万円

  • 相談料:0円
  • 着手金+報酬金=5万円
  • 減額報酬:4万円(減らした利息)×20%=8000円

合計:5万8000円

このケースだと、減額した4万円より任意整理の弁護士費用の方が高くなってしまいます。

ただし、このように弁護士費用が減額分より高くなる場合は依頼を断る法律事務所が多いのでご安心ください。

しかし無用のトラブルを避けるためにも、弁護士費用の相場と併せて任意整理は借金額が最低30万円以上ないと効果が得られにくいということは理解しておくようにしましょう。

司法書士に任意整理を依頼した場合の費用

司法書士に任意整理を依頼した場合の費用相場は弁護士より安い傾向にあり、着手金が無料の事務所も多くあります。

司法書士事務所の費用相場は、着手金無料or20,000~40,000円+減額報酬(減額した分の)10%〜20%という事務所が多い傾向が見られますね

ただし、後ほど詳しく解説しますが司法書士には法律活動に制限があり、すべての任意整理の依頼に応じられるわけではありません。

そのため、司法書士に任意整理を依頼する場合は、費用相場と併せて自身の借金額や内容にも注意が必要です。

自分で任意整理をおこなう場合の費用

冒頭でもご紹介した通り自分で任意整理を行う場合の費用は大変安価で、債権者へ郵送する書類の切手代・交渉に成功した場合には合意書に貼付する印紙代(1社あたり2000円程度)のみです。

1社あたり多く見積もっても5000円前後といったところでしょう。

しかしここで注意していただきたいのが、任意整理で一番難しいのは賃金業社との交渉という点です。

債権者は任意整理の交渉に応じる義務はないので、素人が交渉に出向いても交渉の席にすらつけない可能性も少なくありません。

交渉の席につけたとしても賃金業社はプロなので、こちらに不利な条件で交渉が決着してしまう可能性も高いでしょう。

その点では弁護士・司法書士は法律と交渉のプロなので、こちらの要望が最大限通るように交渉をしてもらえる可能性が高いです。

任意整理にかかる弁護士費用は高いと思われるかもしれませんが、プロの交渉術を借りて成功率を高めるという点では決して安くはない金額だと言えるのではないでしょうか。

任意整理の費用は他の債務整理よりも高い?

任意整理の費用と他の債務整理の費用を比較した場合、任意整理は1社であれば他の債務整理より安く済みます。

ただし、多重債務の場合であれば他の任意整理より費用が高くなる可能性もあるでしょう。

任意整理は1社ごとに費用がかかるため、任意整理する会社が多くなればなるほど費用が高くなるのは当然ですね。

しかし、任意整理の費用があまりにも高くなる場合は他の債務整理を検討する方が良い可能性もあります。

以下で、その他の債務整理の費用相場を解説していきます。

個人再生の費用相場

個人再生の費用相場は50万~60万円程度となっています。

個人再生は裁判所に申し立てて借金の総額を大幅に減額してもらう、という債務整理です。

任意整理よりも費用はかかりますが、多重債務でお悩みの方は一度検討してみても良いでしょう。

自己破産の費用相場

自己破産の費用相場は、自己破産の種類にもよりますが、30万円〜130万円程度です。

自己破産の種類と費用相場

  • 同時廃止事件…30万円~50万円程
  • 少額管財事件…50万円~80万円程
  • 管財事件…80万円~130万円程程

自己破産も裁判所に申し立てて手続きを行う債務整理ですが、自身の借金がどの自己破産手続きにあたるかは裁判所から申し渡されることになります。

手続きも複雑で費用も高くつきますが、借金問題で本当にお悩みであれば、自己破産で人生をリセットする道を選ぶことを考えても良いのではないでしょうか。

債務整理にはそれぞれメリット・デメリットがあるので、弁護士事務所の無料相談や知恵袋、2chなどを活用してよく検討しましょう。

自身の借金について知ることも大切です!

任意整理の費用を安くするには?

任意整理の費用を安くするには、以下の3つの方法があります。

  1. 任意整理に強い司法書士に相談する
  2. 任意整理の費用が安い弁護士に相談する
  3. 任意整理の費用を法テラスで相談する

以下で詳しく解説していきましょう。

①任意整理に強い司法書士に相談する

先ほども紹介した通り、司法書士の任意整理費用は弁護士より安くなる場合が多いため、任意整理に強い司法書士に相談することで費用を安く抑えられる可能性があります。

ただし、司法書士事務所は1社につき140万円超の借金がある場合は依頼を受けることができないので注意が必要です。

140万円までの任意整理を依頼する場合であっても、認定司法書士でなければ代理人になることはできません
相談する司法書士事務所に認定司法書士が在籍しているかどうかをしっかり確認しておきましょう。

さらに、借金額が140万円以下であっても、債権者との交渉がもつれて裁判になってしまった場合も司法書士は介入することができません。

これは司法書士には法律活動に制限があるためで、その場合は依頼を断念・中断する必要があるので事前に確認が必須となるでしょう。

逆に考えると、借金額が140万円以下で裁判に発展する可能性が低いと思われる案件であれば、認定司法書士に依頼することで任意整理の費用を安く抑えられる可能性がありますね。
任意整理の手数料が無料の司法書士事務所もよく見かけますよ。

②任意整理の費用が安い弁護士に相談する

弁護士に任意整理を依頼すると費用が高くなる、と思い込みがちですが、実はそうでもありません。

弁護士費用は報酬の自由化によって金額には幅があるため、弁護士事務所によっては思ったより安い費用で依頼できる可能性があります。

着手金の有無や減額報酬に関しても事務所によって差があるので、法律事務所のHPや口コミサイトで任意整理費用を比較してみると良いでしょう。

また、任意整理の費用が高いと感じた場合、債務整理を得意とする法律事務所であれば相談料や着手金を無料に設定している事務所も多いので、事務所選びを徹底すれば任意整理費用を相場より安く抑えられることも夢ではありません。

ただし債権者数によって費用が変わる可能性もあるので、まずは気軽に相談料無料の事務所へ費用面も併せて相談してみることをお勧めします。

③任意整理の費用を法テラスで相談する

法テラスは国が運営する法的トラブル解決のための総合案内所で、誰でも弁護士や司法書士による無料相談を受けることができます

法テラスに任意整理を依頼した場合の費用は以下の通りですが、過払金がある場合は別途報酬金がかかるのでご注意ください。

対象業者数 実費(税込) 着手金(税込)
1社 10,000円 33,000円
2社 15,000円 49,500円
3社 20,000円 66,000円
4社 20,000円 88,000円
5社 25,000円 110,000円
6~10社 25,000円 154,000円
11~20社 30,000円 176,000円
21社以上 35,000円 198,000円

引用元:日本司法支援センター法テラス

法テラスは一般の法律事務所と違い弁護士や司法書士への報酬額や実費が定められているのが特徴です。

また、収入が一定額以下であるなどの基準を満たしている場合は、法テラスの任意整理費用の分割払い制度を利用することが可能となります。

さらに、生活保護などを受けている場合は債務整理費用が無料になる可能性もあるので、条件に当てはまりそうだという方は法テラスへお訊ねください。

法テラスを利用できる条件は、収入等が一定額以下であること・勝訴の見込みがないとはいえないこと・民事法律扶助の趣旨に適することの3つです。
この条件に該当するのであれば、法テラスへの相談をご検討ください。自身が該当するかどうかは法テラスの無料相談で尋ねることもできますよ。

借金の金額を把握していますか?

任意整理の費用を払えない時の対処法

任意整理の必要を感じているけれど債務整理の費用が払えないかもれない……とお悩みの方へ向けて、ここからは任意整理の費用を払えない時の対処法を4つご紹介します。

  1. 任意整理の費用を分割払いにする
  2. 成功報酬型の事務所を選択する
  3. 自分で任意整理の手続きをする
  4. 他の債務整理も検討する

今すぐ費用が用意できないから、弁護士費用を払えないから、と任意整理を諦めないでください!分割払いをはじめ、対処法はたくさんありますよ。

これらについて、以下で詳しく解説していきましょう。

①任意整理の費用を分割払いにする

任意整理をはじめ、債務整理を得意とする法律事務所では、任意整理費用を含む債務整理費用の分割払いに対応している事務所が多いです。

任意整理を必要としている人にとって、弁護士費用の一括払いはかなりの負担です。
弁護士事務所も一度に費用が払えない人が多いことはよく理解しているので、支払い方法には比較的柔軟に対応してもらえるケースが多く見られます。

弁護士・司法書士事務所に依頼する場合は、借金の返済と重なって弁護士費用が払えない、とならないためにも賃金業者との和解までに費用の支払いが終了するように調整してくれる場合が多いです。

もちろん弁護士事務所・司法書士事務所によって分割払いの可否や支払いのタイミングは異なるため、「蓋を開けたらとても支払えない」とならないためにも、まずは無料相談等で費用の支払い面についても確認するようにしましょう。

また、債務整理を得意とする法律事務所であれば、HPなどの目立つ部分で費用や相談料・着手金無料など、費用についてわかりやすく説明していることも多いので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

任意整理の分割払いの回数支払いがいつから始まるかなど、気になるポイントは以下で詳しく解説していきます。

分割払いにすることで支払い自体は楽にはなりますが、返済が長期化すると新たな負担になってしまって結局は払えなくなるおそれもあるので、分割の回数はできるだけ少なくすることをお勧めします。

法テラスの費用を分割払いする場合

法テラスの費用を分割払い場合の支払いがいつから始まるかというと、原則、契約を交わした2か月後から返済がスタートします。

費用は過払い金などが戻ってきた場合にはそこから支払うケースもありますが、かかった費用を月5000円〜1万円程度ずつ分割払いしていくケースが大半です。

借金の返済が再開すれば、返済額に加えて上記の金額を月々支払っていくことになります。

分割払いするにあたって金利などは発生しませんし、生活保護受給者の場合は返済の猶予が認められたり、債務整理費用が無料になるケースもあります。
返済時でも残高などの不明点は、援助開始決定を受けた法テラスへ問い合わせればいつでも教えてもらうことができますよ。

法テラスの利用には様々な条件がありますが、返済金額が安く抑えられるので利用資格がある方はぜひ検討してみてください。

弁護士費用を分割払いする場合

弁護士費用を分割払いする場合は、いつから始まるという厳密な決まりは無く各弁護士事務所の方針に従って行うことになります。

そのため、分割払いがいつから始まるか・分割払いの支払い回数は何回、など一概には言い切れないのが実情です。

それを踏まえた上で解説すると、分割払いの開始時期は

  • 早ければ:任意整理の手続き開始と同時に支払い開始
    (借金の返済がストップしている間に、浮いた返済金額を弁護士費用の支払いに回し和解までに支払いきる)
  • 遅ければ:和解交渉成立の翌月末から翌々月くらいに支払い開始
    (事前に決まった金額を弁護士事務所に積み立てておき、和解後に積立金から弁護士費用を支払う)

というケースが多く見られます。

支払い開始時期が早くても遅くても、契約後は弁護士事務所宛に月々幾らかは振り込む必要があると考えておいた方が良いでしょう。
借金の返済がストップしている時期なので、月々の返済に充てていたお金を支払い・積立に回せば、費用が払えないということにはならないはずです。

支払いプランの立て方は弁護士事務所によって異なるので、「支払えない」となってしまわないよう借金の返済と弁護士費用の支払いが重ならないよう配慮してくれたり、支払い期間等の交渉に応じてくれる弁護士事務所を選ぶようにしましょう。

着手金無料など、費用面が抑えられる事務所探しも大切ですよ。

そして分割払いの回数も、2〜4回と少なめに設定されている事務所から、最長12回まで応じてくれる事務所まで多岐に渡る場合が多いです。

金利や手数料は取らない弁護士事務所が大半なので、任意整理を得意とする弁護士事務所に依頼した際は金利や手数料不要と考えて良いでしょう。

もちろん弁護士事務所によっては手数料や金利をとる場合や、分割払いの交渉に応じてくれないところもあるので、費用を甘く見過ぎていて支払えなかった、となってしまわないように事前にしっかり確認しておくようにして下さい。

司法書士費用を分割払いする場合

司法書士に任意整理を依頼した場合も、費用の分割払いに応じてくれるケースが多いです。

分割回数や支払い時期も弁護士事務所と同様に、支払い開始がいつからなどのはっきりした決まりは無く、依頼した司法書士事務所の方針に従うことになるケースが多いでしょう。

分割払いの回数は弁護士事務所と同様に、分割払いの支払い回数は平均6〜12回程度

支払いの開始時期も同様に任意整理の手続き開始と同時〜交渉成立の翌月末から翌々月くらいに支払い開始と考えておきましょう。

着手金が無料の司法書士事務所もあるので、こちらも事前の比較検討でチェックしておくことをおすすめします。

分割払いの金利や手数料も取らない司法書士事務所が大半ですが、こちらも相談の際に確認しておくことをおすすめします。

分割払い以外の任意整理費用の支払いはいつから?

分割払いを利用せず、一括払いで任意整理費用を支払う場合の開始時期はいつからかというと、任意整理手続きの和解交渉成立の翌月末から翌々月くらいに支払うケースが多いです。

ちなみに、法テラスは弁護士費用の支払いが難しい人のための期間であるため、基本的に費用の一括払いはありません。

例外として、任意整理で過払い金が返還された等、債務整理でまとまった金額が手元に戻った場合にはそこから一括払いすることが可能となります。

分割なし 分割あり
法テラス なし
※戻った過払い金等で支払いが可能な場合は和解後に一括支払い
契約から2ヶ月後〜
弁護士 契約から3ヶ月〜6ヶ月後 契約の翌月末〜6ヶ月後
司法書士 契約から3ヶ月〜6ヶ月後 契約の翌月末〜6ヶ月後

支払い時期は任意整理にかかった時間によって多少前後しますが、平均すると上記の期間が必要となります。

支払いまで間が空くケースもありますが、その間はしっかり弁護士・司法書士費用の準備をするようにして下さい。

弁護士・司法書士に依頼したことで借金の返済がストップしますが、油断して無駄遣いしてしまわないように注意しましょう。

②成功報酬型の事務所を選択する

成功報酬型とは、依頼内容が達成されてから請求される、いわゆる後払いを指します。

任意整理の手続きをしていく数か月の中で費用を準備できるので、「お金を工面できる猶予があれば支払えそう!」という方におすすめ。

もしも過払い金が発生していることが判明した場合は、手元に戻ってきたお金を支払いに充てることもできます。

後払いの方が都合が良いケースでは、成功報酬型の事務所を探してみましょう。

③自分で任意整理の手続きをする

先ほども紹介した通り、自分で任意整理の手続きをすることで費用を大幅に抑えることができます。

弁護士費用の用意が難しい場合に自分で任意整理をすることを考える方も多いと思いますが、交渉が重要な任意整理手続きにおいては、付け焼き刃の知識では債権業者に相手にされない可能性が非常に高いです。

その場合、結果的には弁護士費用を上回る利息を支払い続けることになるので、時間・労力・金銭面、全てで損をしてしまう可能性があります。

そうなってしまう前に、ぜひ弁護士・司法書士にご相談ください。依頼するにあたって「思っていたよりも費用が安かった」となる可能性も十分ありますよ。

④他の債務整理も検討する

任意整理して利息をカットした金額でも支払いが難しい・弁護士費用を最大の12回払いに分割してもまだ厳しい、という方であれば、他の債務整理も検討することをおすすめします。

現状ではどうしても借金の返済が難しい、という方には以下の手続きがおすすめです。

自己破産借金の返済能力がないことを裁判所に認めてもらい、借金をゼロにする手続きです。
財産や信用は大幅に失ってしまいますが、生活を1から立て直すことができます。
特定調停自己破産と同じく裁判所を通した手続きで、債務整理の1種です。
裁判所の調停委員が債務者と債権者の間に入り、債務者と債権者の両方が納得できるような和解を目指すための手続きとなっています。

借金問題で生活すら立ち行かなくなってしまっている場合は、生活保護を受けることで法テラスを無料で利用できる可能性もあるので、お住いの市町村役場等へ相談してみてください。

大きすぎる借金問題にお悩みの場合は、弁護士・司法書士だけでなく行政にも頼って下さいね。

債務整理の弁護士費用の支払いが遅れる場合は?

原則として弁護士費用の支払いが遅れることはご法度ですが、万が一任意整理後に弁護士費用の支払いが遅れる場合・今月は払えないと思った場合は、すぐに弁護士へ相談して下さい。

弁護士費用が払えない事情を誠実に説明すれば、弁護士側も月の支払い額の引き下げや支払い回数の延長等に応じてくれる可能性が十分にあります。

弁護士費用の支払いが遅れたり、弁護士費用が払えないからと言って逃げてしまうと、最悪の場合弁護士の辞任に繋がりストップしていた借金の督促が再開したり、進んでいた和解交渉が台無しになってしまうのです。

それだけは絶対に避けるようにしてください。

弁護士費用の支払いが遅くなったり払えないことで気まずい思いをしてしまうかもしれませんが、遅くなったり支払えないことよりも、逃げることの方が大問題です。最悪の事態を避けるためにも常に誠実な対応を心がけるようにしましょう。
また、支払えなくなる状況を避けるためにも、着手金無料など費用が抑えられる弁護士選びも大切です。

依頼する弁護士・司法書士を探すならこちら

債務整理の費用を比較!安い弁護士・司法書士は?

ここからは、当サイトおすすめ事務所の債務整理の費用比較をしていきたいと思います。

比較だけでなく、債務整理の費用の安さランキングもあるので、債務整理費用の安さをを重視している方は必見です。

こちらで紹介する弁護士・司法書士事務所は以下の通りです。

弁護士事務所
司法書士事務所

ぜひ弁護士・司法書士費用の比較検討材料にしてみて下さいね。

任意整理の弁護士・司法書士費用を比較

まずは任意整理に強い司法書士・弁護士に依頼した場合の任意整理費用を比較します。

以下でご紹介している法律事務所は全て相談料は無料です。

事務所名 着手金
/1件
解決
報酬金/1件
減額
報酬金
過払い
報酬金
ユア・エース 55,000円~ 11,000円~ 11% 22%
※訴訟の場合27.5%
サンク 55,000円~ 11,000円~ 11% 22%
55,000円~ 11,000円〜 11% 22%
※訴訟の場合27.5%
ロータス 22,000 22,000 11% 22%
ひばり 22,000 22,000 11% 22%
アディーレ 無料 22,000 11% 22%
※訴訟の場合27.5%

※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

司法書士事務所
事務所名 着手金
/1件
解決
報酬金/1件
減額
報酬金
過払い
報酬金
はたの 無料 22,000円~ 11% 22%
みつ葉 55,000円~ 11,000円〜 無料 22%
みどり 無料 相談※1 相談※1 22%
杉山 無料 27,500円〜 相談※1 相談※1
アヴァンス 55,000 相談※2 11% 22%

※1相談者様の状況によって費用が変わります ※2債権者との和解が成立した場合は解決報奨金がかかります。和解不成立の場合はかかりません。
※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

アディーレ法律事務所・はたの法務事務所・みどり法務事務所・杉山事務所は着手金が無料で、全体的な傾向として司法書士は着手金無料の事務所が多い印象を受けますね。

過払い報酬と減額報酬は横並びなので、こうなると気になるのが解決報酬金です。

みつ葉グループは着手金が発生しますが、減額報酬は無料となっていますので、場合に掘っては複数事務所に相談の上、比較検討するのがベストと言えるでしょう。

また、司法書士事務所は、1社140万円超の借金の場合は取り扱いができないという制限もあります。

以下、これらを踏まえた上での任意整理費用比較ランキングを発表します。

任意整理費用比較!おすすめ弁護士・司法書士事務所ランキング
順位 事務所名 特徴
1位 はたの法務事務所 着手金無料
2位 アディーレ法律事務所 着手金無料
3位 みつ葉グループ 減額報酬金無料

1位はダントツで安い費用であるはたの法律事務所でした!

司法書士で制限があるとはいえ、この費用はかなり魅力的ですので、1社140万円未満の借金の方にはかなりおすすめ!

2位は、弁護士事務所の中で唯一過払い金請求の場合の着手金無料のアディーレ法律事務所です。

依頼から90日以内に契約の解除を希望した場合、基本費用の全額を返金するという圧倒的な自信も魅力と言えます。

さらにアディーレ法律事務所は弁護士事務所であるため、法律活動の制限なく依頼を受けてもらうことが可能です

対して3位のみつ葉グループは、着手金が発生しますが減額報酬は0円です

任意整理したい借金が1社140万円をオーバーしている、という方の場合は、弁護士事務所ランキングの中では第2位の安さに設定されている東京ロータス法律事務所ひばり法律事務所に相談するのもおすすめです。

個人再生の弁護士・司法書士費用を比較

ここでは、個人再生を依頼した場合の費用比較を見ていきます。

弁護士事務所
事務所名 着手金
/1件
報酬金
/1件
その他
費用
ユア・エース 220,000〜※1 330,000
サンク 500,000円〜※1 一律10% 管財人費用の自己負担※2
330,000円~ 220,000〜※1
ロータス 330,000 330,000円〜※1 55,000
※諸経費
ひばり 330,000円~ 220,000円~ 5,500
※諸経費
アディーレ 462,000円〜 205,000

※1住宅ローン有の場合+110,000円 ※2各都道府県により費用が異なる
※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

司法書士事務所
事務所名 着手金
/1件
報酬金
/1件
その他
費用
はたの
※書類作成のみ
385,000円~ 220,000円~
※再生委員に支払う費用
みつ葉
※書類作成のみ
55,000円~ 33,000円〜 減額成功報酬なし
みどり
※書類作成のみ
110,000 相談※1 相談※1
杉山
※書類作成のみ
無料 440,000円〜
過払い報酬 22%
減額報酬金※1
アヴァンス
※書類作成のみ
418,000円※2 40,000円程度実費

※1相談者様の状況によって費用が変わります ※2住宅資金特別条項を利用する場合は+55,000円・債権者11社目~22,000円ずつ加算
※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

司法書士に依頼する際の注意点

  • 1社140万円超の借金がある場合は依頼ができません
  • 書類作成のみの対応となります

着手金が安い・報奨金が安いなど、事務所によって変わるため、個人再生の場合はトータルでかかる費用に注目することが大切です。

それを踏まえた上で、個人再生費用比較ランキングを作成しました。

個人再生費用比較!おすすめ弁護士・司法書士事務所ランキング
順位 事務所名 特徴
1位 ひばり法律事務所 報奨金最安値
2位 弁護士法人ユア・エース 着手金最安値
3位 弁護士法人・響 報奨金最安値

状況により異なる可能性もありますが、各事務所のHP等に記載されている費用のみで比較すると、全体的に費用が安く設定されている、ひばり法律事務所が1位となりました。

しかし2位のユア・エース・3位の弁護士法人・響も1位と大きな差があるわけではなく、費用内訳の微々たる差でのランキング設定となっているため、1位の事務所が3つあると言っても過言ではありません。

また、弁護士に依頼する場合、再生委員へ納めるお金(予納金)が約10〜20万円ほど安く済みます

再生委員とは再生手続きが適正に行われるようにサポートをしてくれる人です。裁判所への手続きをするにあたり借金状況の把握、再生計画案の作成指示や補助などをしてくれます。

各事務所の細かい費用対応や、担当弁護士との相性に納得がいくのであれば、どの事務所に依頼しても納得のいく結果が返ってくるはずです。

ちなみに、司法書士事務所への個人再生手続きの依頼は書類作成の対応となるため、ランキングからは除外しています。

必要書類の作成のみであれば、司法書士にも個人再生の依頼は可能です。
書類作成のみ依頼して手続きは自分でする、という方法をとるのであれば、着手金無料で対応してくれる司法書士は強い味方となってくれます

自己破産の弁護士・司法書士費用を比較

続いて比較する債務整理費用は、自己破産です。

弁護士事務所
事務所名 着手金
/1件
報酬金
/1件
その他
費用
ユア・エース 220,000円 330,000円〜
サンク 500,000
※住宅ローン有の場合+100,000円
一律10% 管財人費用の自己負担
※各都道府県により費用が異なる
330,000 220,000
ロータス 220,000 220,000
※管財事件の場合+200,000円〜
55,000
※諸経費
ひばり 330,000円~ 220,000円~ 5,500
※諸経費
アディーレ 363,000円〜
※管財事件の場合+275,800円〜
55,000円〜
※申立事務手数料

※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

司法書士事務所
事務所名 着手金
/1件
報酬金
/1件
その他
費用
はたの
※書類作成のみ
330,000円~
※管財事件の場合+200,000円〜
みつ葉
※書類作成のみ
55,000円~ 33,000円〜 減額成功報酬なし
みどり
※書類作成のみ
110,000 相談※1 相談※1
杉山
※書類作成のみ
無料 440,000円〜 印紙代、裁判所費用の自己負担
アヴァンス
※書類作成のみ
352,000円※2 40,000円程度実費

※1相談者様の状況によって費用が変わります ※2債権者11社目~22,000円ずつ加算
※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

司法書士に依頼する際の注意点

  • 1社140万円超の借金がある場合は依頼ができません
  • 書類作成のみの対応となります

自己破産の場合も、個人再生にかかる費用と同じような傾向が見られます。

自身の状況によってかかる費用も変動するため、債務整理の基本費用の安さだけでなく、トータルでかかる費用を正確に把握することが大切です。

そのためにも、各事務所の無料相談を有効活用して比較・検討を徹底しましょう。

以下、それらを踏まえた上で作成した自己破産費用比較のランキング表です。

自己破産費用比較!おすすめ弁護士・司法書士事務所ランキング
順位 事務所名 特徴
1位 弁護士法人・響 報酬金最安値
2位 弁護士法人ユア・エース 手数料最安値
3位 ひばり法律事務所 報酬金最安値

個人再生と費用の傾向が同じであるため、ランキングも順位は変動していますが、個人再生のランキングと同じ事務所がランクインしています。

自己破産の場合も、ちょっとした費用の差で順位がついていますが、どの事務所も価格帯的にはほぼ横並びだと言えるでしょう。

あとは、自身の状況と照らし合わせて算出された費用を各社比較検討することが大切です。

確実に自己破産を行うと分かっている場合や、全部代わりにやってもらいたい場合は弁護士への依頼がおすすめです。
書類以外は自分で行いたい場合、どの債務整理になるかわからない場合、とりあえず相談してみたい場合は司法書士の無料相談を活用するのもおすすめです!

しかし、全ての債務整理の依頼時に言えることですが、費用が安い事務所=良い事務所ではありません

費用の安さはあくまで検討材料の一つにすぎないため、弁護士選びの際には、弁護士事務所の雰囲気や自分の要望に応えてくれるかなど、費用面以外にもしっかり注目するようにして下さいね。

任意整理に強いおすすめの弁護士・司法書士

ここからは、任意整理に強いおすすめの弁護士・司法書士事務所をご紹介していきます。

先ほどご紹介した法律事務所は司法書士事務所が多めでしたが、以下では弁護士事務所も多数掲載しています。

債務整理を依頼する弁護士・司法書士選びの比較検討材料にぜひご利用ください♪

任意整理の手数料が無料の事務所もありますよ。

事務所名 着手金
/1件
解決
報酬金/1件
減額
報酬金
過払い
報酬金
はたの 無料 22,000円~ 11% 22%
ロータス 22,000 22,000 11% 22%
55,000円~ 11,000円~ 11% 22%
サンク 55,000円~ 11,000円~ 11% 22%
ひばり 22,000 22,000 11% 22%

※事務所名略 ※税込 ※事務所により別途切手・交通費・訴訟費用など実費、諸経費あり

あわせてチェック

  • 債務整理のおすすめランキング

 

 

サンク総合法律事務所

サンク総合法律事務所

引用元:サンク総合法律事務所

>> サンク法律事務所に0円で相談する

サンク総合法律事務所の特徴

  • 料金の分割払い:相談可能 料金の後払い:相談可能
  • 相談料は何度でも無料
  • 債務整理の問い合わせ実績月600件

債務整理の問い合わせが月に600件を超えるというサンク総合法律事務所。

多くの人から頼りにされる理由は仕事の早さで、費用の一括払い・分割払いを問わず、依頼後すぐに受任通知を送って借金の督促を止めてもらうことが可能です。

無料相談は何度でも可能なので「債務整理とは?」「任意整理の費用が高くて払えないかも」「話だけでも聞いてほしい」といった漠然とした状態からでも気軽に相談できますよ。

気になる評判については、「サンク総合法律事務所 口コミ」の記事でご確認いただけます。

サンク総合法律事務所の任意整理の費用

相談料 無料
着手金 /1件 55,000円~
報酬金 /1件 11,000円~
過払い報酬 回収額の22%
※訴訟の場合27.5%
減額報酬 減額の11%

※税込

サンク総合法律事務所の概要

企業形態 弁護士法人
主な業務 債務整理・民事事件一般・離婚・相続・遺言・事業再編・貸金問題・企業の倒産処理など
所在地 東京都中央区八丁堀4-2-2 UUR京橋イーストビル2階

弁護士法人・響

弁護士法人・響

引用元:弁護士法人・響

>> 弁護士法人・響に0円で相談する

弁護士法人・響の特徴

  • 料金の分割払い:相談可能 料金の後払い:相談可能
  • 東京と大阪に事務所あり
  • 債務整理の問題解決に特化した弁護士が対応

弁護士法人響は東京都大阪に事務所を持つ弁護士法人で、債務整理の問題解決に特化した弁護士が粘り強く交渉してくれることが大きな特徴です。

任意整理費用は決して安いとは言い切れませんが、高い能力を持った弁護士が全力で交渉に当たってくれるため成功率が高く、安い弁護士に依頼して失敗してしまうことを考えれば、メリットは十分あると考えられるでしょう。

電話での無料相談は24時間365日相談受付なので、気になる方はぜひ一度相談してみて下さい。

特徴や口コミについては、「弁護士法人響 評判」の記事で詳しくご紹介しています。

弁護士法人・響の任意整理の費用

相談料 無料
着手金 /1件 55,000円〜
報酬金 /1件 11,000円〜
減額報酬 減額の11%

※税込

弁護士法人・響の概要

企業形態 弁護士法人
主な業務 債務整理、交通事故、B型肝炎、労働問題、相続問題、離婚、刑事事件、ビザ申請
所在地 東京都新宿区北新宿2丁目21番1号新宿フロントタワー14階

はたの法務事務所

はたの法務事務所
引用元:はたの法務事務所

>> はたの法務事務所に0円で相談する

はたの法務事務所の特徴

  • 分割払い:料金の相談可能 後払い:料金の相談可能
  • 任意整理の着手金無料
  • 全国無料出張対応可

はたの法務事務所の大きな魅力であり特徴は、その料金の安さです。

債務整理の相談料と着手金が無料のため、初期費用は0円

さらに任意整理の費用が高いと感じた場合でも、費用の分割払いや後払いの相談にも乗ってくれるので、手持ちのお金が十分でなくても債務整理・任意整理に踏み出せるのはとてもありがたいですね。

独自で集めたアンケート調査では、下記のように満足度の高い口コミが多く集まりました。

30代|女性

気軽に任意整理の相談ができる

他のところにも相談しながら、どこにお願いしようかを考えました。
金額の大きさから他の所からは任意整理ではなく個人再生などもすすめられるなかで、なんとか任意整理の相談に乗ってくれたので安心しました。
メールの相談からスタートできるので、最初から対面よりは相談しやすいです。
もっと早く相談すれば良かったと思いました。

  • 依頼内容:任意整理
  • 借金額:300万円
  • 免除額:12万円

ただし、はたの法務事務所は司法書士のため、法律活動に制限がある点にのみ注意が必要です。

もっと口コミを見たい方は、「はたの法務事務所 口コミ」の記事をご覧ください。

はたの法務事務所の任意整理の費用

相談料 無料
着手金 /1件 無料
報酬金 /1件 22,000円~
過払い報酬 回収額の22%
※10万円以下は14%+別途11,000円の計算費用
減額報酬 減額の11%

※税込 ※管財人に支払う費用、印紙、切手、訴訟費用(原則実費のみ)、管理費等別途発生

はたの法務事務所の概要

企業形態 司法書士法人
主な業務 任意整理・過払い金請求・個人再生(書類作成)・自己破産(書類作成)
所在地 東京本店:東京都杉並区荻窪5-16-12 荻窪NKビル5階(受付)・6階
大阪支店:大阪府大阪市淀川区西中島4-11-21 新大阪コパービル303

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所
引用元:東京ロータス法律事務所

>> 東京ロータス法律事務所に0円で相談する

東京ロータス法律事務所の特徴

  • 料金の分割払い:相談可能 料金の後払い:相談可能
  • 費用設定が費用相場に比べて安価
  • 最短即日対応OK

東京ロータス法律事務所は費用設定の安さと、最短即日対応可能というスピード感が魅力の法律事務所です。

もちろん債務整理の実績も多く、さらに債務整理以外の法律トラブルにも長けていることから、あなたの抱える問題に対して様々な角度からアドバイスがもらえる可能性があります。

かといって専門知識がある前提で話が進むというわけではないので「債務整理とは?」「任意整理するデメリットは?」など、基本的な部分の疑問にも丁寧に答えてもらえますよ。

独自調査によるアンケート調査でも、東京ロータスは以下のように満足度の高い口コミが集まりました。

30代|男性

緊張したけど相談してよかった

はじめはかなり緊張していて本当に相談すべきか考えましたが、これ以上借金が増えたら何もすることができないと思ったので、思い切って相談をしました。
結果として返済金額もかなり減額できたのでとても安心することができました。

  • 依頼内容:任意整理
  • 借金額:500万円
  • 免除額:100万円

さらに料金設定が安くても料金の分割払い・後払いの相談にも応じてもらえるので、まとまった初期費用が用意できない場合や、すぐに費用が支払えない場合でも気軽に依頼することが可能です。

東京ロータス法律事務所 口コミ」の記事では、さらに多くの口コミをまとめています。

東京ロータス法律事務所の任意整理の費用

相談料 無料
着手金 /1件 22,000円
報酬金 /1件 22,000円
過払い報酬 回収額の22%
※訴訟の場合:着手金別途33,000円/件
減額報酬 減額の11%
その他諸費用 /1件 5,500円

※税込

東京ロータス法律事務所の概要

企業形態 弁護士法人
主な業務 任意整理・過払い金請求・個人再生(書類作成)・自己破産(書類作成)・身近な法律問題全般等
所在地 東京都台東区東上野1丁目13番2号廣丸ビル1-2階

ひばり法律事務所


引用元:ひばり法律事務所

>> ひばり法律事務所に0円で相談する

ひばり法律事務所の特徴

  • 分割払い:料金の相談可能 後払い:料金の相談可能
  • 匿名相談OK
  • 親身に対応してもらえる

債務整理を得意としているひばり法律事務所は、任意整理の着手金が費用相場より比較的安く設定してある上に分割払いも可能なので、他の事務所の任意整理の費用が高いと感じている方や、すぐに費用を支払えない方には嬉しい法律事務所です。

料金が安いからと言って対応が雑なわけではなく、何度でも相談可能な無料相談ダイヤルではスタッフの方が親身になって借金問題についての悩みや「債務整理とは?」などの疑問を聞き、解決策を考えてくれます。

さらに、相談は匿名でも可能・女性専用窓口があるなど女性にも相談がしやすい環境が整っているので、「弁護士に相談するのが怖い」という方でも気軽に相談ができるでしょう。

ひばり法律事務所 口コミ」の記事では、さらに詳しい特徴や口コミをご覧いただけます。

ひばり法律事務所の任意整理の費用

相談料 無料
着手金 /1件 22,000円
報酬金 /1件 22,000円
過払い報酬 回収額の22%
※訴訟の場合27.5%
減額報酬 減額の11%
その他諸経費 /1件 5,500円

※税込

ひばり法律事務所の概要

企業形態 弁護士法人
主な業務 借金問題・離婚・相続など
所在地 東京都墨田区江東橋4丁目22-4 第一東永ビル 6階

任意整理の費用に対する知恵袋の口コミ

ここからは、任意整理の費用に対するYahoo!知恵袋の口コミをご紹介します。

質問

任意整理での弁護士費用分割で月々いくらくらいかかりますか? 300万ほどの消費者金融からの借金が利息を計算しなおしてもらい200万程度になりました。
自己破産する予定で弁護士さんにお願いし着手金10万を支払いました。
が、いろいろな諸事情によりやはり任意整理がよいのではと弁護士に勧められました。
自己破産の場合、弁護士費用は着手金10万、月々4万の8回払いということでした。
任意整理にした場合、どのくらいの弁護士費用がかかるのでしょうか?
月4万の支払いでも精一杯なのに、返済額も加わるととても払えません。
法テラスからの紹介での弁護士さんなのですが、知恵袋を見ていると、法テラスからの紹介での弁護士さんなのに月4万は高いように思えました。
次回話し合うときに弁護士さんに任意整理の費用を聞きますが、この弁護士さんは異様に高いのでしょうか?
前回話し合ったときも、家族名義で実は貯金結構あるじゃないみたいなことを言われたので、お金を持っていると思われているようです。

また、自己破産の場合価値のある車を手放しますが、任意整理では手放さなくてもよいのですか?
ローンはありません。
また、任意整理手続き中、または任意整理中に車を購入することは可能ですか?
引用元:Yahoo!知恵袋

回答

弁護士費用についてですが1件に対して平均的に3万~5万が妥当な金額だと思われます。
それからほとんどの弁護士は後払いの分割でのお支払いが可能となっていますが、月々のお支払額につきましては、
債務者と弁護士でのご相談で決まってくると思います。
また任意整理は裁判所を利用しない手続ですので、一部の債権者とだけ任意整理できます。
ですから、銀行のローンや自動車ローンを除いてサラ金業者の借金だけを任意整理することができますので、
お車を手放すことはありませんので心配はいりません。
しかし任意整理手続き中もしくわ、任意整理中に車を購入することは可能ですが、
ローンを組むことは非常に極めて困難だと思われます。
引用元:Yahoo!知恵袋

質問

任意整理の費用とはどのくらいかかりますか?
引用元:Yahoo!知恵袋

回答

僕の時で5万円ぐらいだったかな?

ただ、任意整理中に、こっちの負担にならないような感じで、月々の支払いの中からさりげなく引かれていたよ。
こっちもぜんぜん気がつかなかった。
あっちもちゃんと分かってるって事だね。
てか、任意整理に入ると驚くほど月々の支払いが楽になるから、まるで気にならない
引用元:Yahoo!知恵袋

任意整理の費用は、やはり1件あたり3万円〜5万円ほどと回答している方が多いですね。

1件目の質問者さんのように、相談した弁護士の弁任意整理費用が相場より割高?と感じた場合は、絶対にそのままにせず、他の弁護士事務所やYahoo!知恵袋等で相談することがおすすめです。

そのまま依頼してしまった場合、任意整理の費用が払えない・弁護士費用の支払いが遅れる、などの悪い結果に繋がる恐れもあるので、弁護士。司法書士の比較検討は必須だと考えておきましょう。

任意整理の手数料無料など、初期費用を抑えられる事務所もありますよ。

2件目の回答者さんの「驚くほど月々の支払いが楽になる」は、任意整理の手続きや弁護士の比較検討に前向きになれる心強い感想ですね!

弁護士・司法書士の比較検討の前に
まずは減額診断から

まとめ

最後に、この記事で紹介した内容のポイントをダイジェストでおさらいしていきたいと思います。

任意整理の費用相場は?

借金の利息カットを目指す任意整理は、借金の見直し・借金で苦しくなった生活の立て直しのためにおすすめの債務整理です。

任意整理の費用相場は、1社あたり5万円〜15万円となっています。

弁護士や司法書士に依頼した場合は、借金額全体ではなく任意整理する会社1社ごとに費用を計算するので、任意整理する会社が多ければ多いほど任意整理費用がかかります。

費用相場を知っておくことで、依頼する弁護士事務所の比較検討がよりしやすくなるので、ぜひ相場価格は覚えておくようにしてください。

任意整理の費用を安く抑えるには?

任意整理費用を安く抑えるためには

  • 任意整理に強い司法書士に相談する
  • 法テラスへ相談する
  • 自分で手続きする

と言った方法が挙げられます。

法テラスは利用条件が合えば債務整理費用を抑えることができますが、一般的に利用しやすい手段としてのおすすめは任意整理に強い司法書士に相談するです。

司法書士へ依頼する場合の任意整理費用は弁護士より安く設定されているケースが多いため、司法書士が取り扱える「140万円以内の借入」「裁判が発生しない」任意整理であれば、任意整理に強い司法書士への依頼を検討してみましょう。

おすすめの弁護士・司法書士事務所の紹介・ランキングでは任意整理の手数料が無料の事務所もわかりやすく紹介しているので、参考にしてください。

任意整理費用が相場より安く済むのは自分で手続きする場合ですが、失敗する可能性が高すぎるためおすすめはできません。

任意整理の費用を払えない場合は?

手元にまとまった資金がなく、債務整理の費用を払えないという場合は以下のことを検討して見ましょう。

  • 任意整理の費用を分割払いにする
  • 他の債務整理も検討する

多くの弁護士・司法書士事務所では、費用の分割払いに対応してくれています。

任意整理を依頼した時点で借金の返済はストップするので、借金の返済に充てていた金額を弁護士費用にあてることで支払いが可能になるケースが多いため、検討してみましょう。

分割払いの対応の可否、分割回数などは弁護士・司法書士事務所によって異なるので、任意整理手続きの依頼先の比較検討時には予算についても必ず確認しておくようにして下さい。
その際、任意整理の手数料無料の事務所は費用面でも力強い味方になってくれるはずですよ。
相談の際には費用面だけでなく、「債務整理とは?」といった疑問もしっかり訊ねておきましょう。

あまりにも資金がない場合は任意整理にこだわらず、無料相談やYahoo!知恵袋、2ch・5chなどを活用して、個人再生や自己破産など、他の債務整理もおすすめです。

その他の債務整理費用の相場なども踏まえて検討してみましょう。

また、任意整理手続きを依頼した後で弁護士費用が払えない・支払いが遅れるといった事態が発生しそうな場合は、速やかに担当弁護士に報告・相談するようにして下さい。

支払いが遅れたり費用が払えない場合は、そのまま放置すると、任意整理手続きが続けられなくなり借金の返済や督促が復活してしまう可能性もあります。
支払いが遅れる・支払いができない理由をしっかり説明して、素直に謝り弁護士の指示を仰いでください。

任意整理は債務整理の中でも一番利用する人が多いと言われている手続きで、借金を見直したいという方にはおすすめの債務整理です。

自身の借金と生活を見直すチャンスにもなるので、借金問題でお悩みの方は、ぜひ任意整理に強い弁護士・司法書士にご相談ください。

債務整理をお考えなら、まずは減額診断から!

監修者:司法書士法人ABC メディア担当

サイナビ 監修者 サイナビ 監修者 司法書士法人ABC

我々ABCアライアンスグループのミッションは「専門家業界に蔓延る(はびこる)常識と、利用者ニーズとのミスマッチを解消する。」を掲げ、縦割行政の生み出した、この日本の複雑な専門士業制度による分かりにくいサービス区分けを「もっと分かりやすく、もっと便利に」をモットーに様々な事業を展開しております。

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